どんぐりハウスの箱庭づくり

12月に行われたスペシャルプログラム「どんぐりハウスの箱庭づくり」。

今回のプログラムを担当していただいた講師の方より、

「実際に森の中の小人がおうちを持ったら、自分たちが住めるとしたら、どのようなおうち、庭をイメージするかな?」とお話をいただき、早速箱庭づくりが開始しました!

机には箱庭づくりに必要なパーツや、用具がたくさん!

子どもたちは先生の説明を聞きながらも、ドキドキ、そわそわと期待感でいっぱいです。

まずはタイトルにもなっている、どんぐりのおうちを自分たちで選んで、箱庭に設置していきます。

「うーん。真ん中がいいかなぁ」

「私はお庭を広くするからもうちょっと端の方におこーっと!」

子どもたちの頭の中では、すでに完成図が思い浮かんでいるようで、悩みながらもおうちを建てていきました。

 

     

おうちを建てた後は、岩や茂み、キノコの胞子などを庭にちりばめていきます。

自然物をそのまま使用しているものもあれば、先生が製作した、まるで本物にしか見えないものもあったりと、

細かいパーツそれぞれに子どもたちは目を輝かせながら没頭している様子でした。

   

ここで先生が、

「岩の周りには水が溜まりやすく、そうすると・・・」と子どもたちに問いかけてくれました。

「うーん。あ!先生の見本で草が生えているまわりには岩が置いてあった!」

箱庭づくりの際にリアルさを演出するためには、実際の生え方なども参考に作らないといけないと知り、思いがけないところで学びとなりました。

 

 

箱庭づくりはとても繊細で細かい作業の連続です。

なかなか難しい作業もありましたが、先生が一人ひとり、また一つ一つ丁寧に教えてくださったこともあって、

子どもたちは集中してプログラムに取り組むことができました。

それだけではありません。同じプログラムを午前中に受けたお友達が、

「ここはね、こうやってすればいいんだよ!」

「ふむふむ、、、なるほど。。」

やさしく教えてあげる場面も見られ、さすが高学年のお姉さんだなぁと感じました。

 

ある程度景観が整ってきたら、全体を見渡してみます。

外れそうなパーツはないか、地面と水平になっているか。ここでもリアルをとことん追求していきます。

みんなで一緒に取り組んだということもあって、お隣さんのどんぐりハウスはどうかな?と意識がでてきたのでしょうか。

「〇〇くんの箱庭いいね~!迷路みたい!」

「わかった?警備体制もばっちりにしたんだ!!」

とほかのお友だちの箱庭を見てお話しする姿も見られました。

 

「このおうちにだんだん住みたくなってきたな・・・。」

「わかる!ほんとにあったら素敵だよね!」

子どもたちの創造性を十分に形にすることができた、素敵なプログラムとなりました!

 

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