22 Sep 2022
毎回大人気の「創造の学校」シリーズ。今回は「森の版画」を行いました。
まずは夏の思い出からキーワードを見つけだし、シルエット(形)をつくります。
それぞれ事前に夏休みの間で、どんな思い出が心に残っているのか、表現したいかをじっくり考えてきてもらいました。
ただ、いざ形にしようとすると大変。実際にその時の写真やモノをみながら1枚の紙に表現していきます。
描いた後はハサミで形を切り取ります。自分の作品を形作る大事な作業。ハサミを持つ顔も真剣です。
「森の」版画の大きい特徴は、版画の模様を自然物を使って表現する点です。
でも、手元に木の枝や葉っぱなんてない・・・。そうだ!校庭に拾いに行こう!
自分の作品に合う葉っぱや枝をじっくり吟味して持ち帰ることができました♪
自然物以外にも先生が用意した形を表現できそうなものを張り付けていきます。
「う~ん。色は関係ないんだよね・・・。これはどんな形ができるんだろう?」
作品にインクを通すのは一度きり。自分の頭の中でイメージを組み立てていきます。
作品に素材を張り付けられたら、いよいよ本刷りへ!
インクをローラーに着けて本刷りです。
みんな緊張していましたが、先生のアドバイス通り、うまくうつすことができました。
「ここは葉っぱを使ったでしょ。形がわかる!」
「でこぼこしてるからインクが移る場所とそうじゃない場所があって面白いね」
できあがった作品を見て、子どもたち同士で感想を言い合う場面も見られました。
出来上がった作品をさらに良いものに知るためにに色を付けていきます。
版画にすると白黒の作品ですが、そこに色を加えることで、色彩豊かなワクワクするような作品に出来上がりました。
イメージとして参考にしていた写真とは違う色使いをすることも芸術の上では大切なことなんですね。
シルエットの中に、葉っぱや凹凸のあるユニークな素材を使って、世界で一つだけのオリジナル版画をつくることができました♪