建築プログラム~夢のマイハウスをつくろう~

今回は3日間実施のプログラム「夢のマイハウスをつくろう」の様子をご紹介します。

講師としてお招きしたのは東京理科大学建築学科教授の高橋治さん。

夢のマイハウスづくりということで、「2050年に住む家をつくろう」をテーマに、子どもたちは理想の家の模型作りに挑戦しました。

はじめに「家には何が必要?どんな部屋や家具が必要?」ということを考えたり、もし作った家を売るとしたら、いくらにする?なんてことをみんなで考えました。自分の部屋以外にも、ペットの部屋が必要と言う子や、プールが欲しいという子など、様々な意見が出ました。

そして、家を作るうえで欠かせないのが、設計図を書くことです。今回はマンションの1室を想定して、一人一人が理想とする家の図面を方眼紙に書きました。定規を使って丁寧に壁や仕切りを書き、どの部屋に何を配置したいかも想像しながら、図面に起こしました。

図面が完成したら、模型を作り始めます。スタイロフォームという素材の発泡スチロールを切り出し、専用のノリを使い壁を作ります。

窓をつけたり、広いベランダを設置したり、床や壁に色画用紙を張って、カラフルに仕上げる子もいました。

 

みんなの部屋が完成した後は、耐震実験も行いました。それぞれがマンションの1室を作ったので、積み重ねて専用の器具に乗せて、地震の揺れを再現しました。自分の部屋を何階にしたいかを決めて、いざ実験!

結果は・・・すぐに崩れてしまいました・・。揺れにも強い家を作る難しさを実感しました。

「こんな家に住んでみたい!」と、誰しもが子どものころに一度は想像するかと思います。家を作るということには、夢があふれている一方で、人々の暮らしを守るという重要な使命があります。建築という分野のおもしろさも、難しさも併せて、子どもたちに伝えることができたプログラムとなりました!

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