27 Oct 2022
10月~12月の木曜日に、新たに定期プログラムが開催されることとなりました。
その名も「インプロ」。「インプロ」とは「インプロビゼーション(即興劇)」の略。
子どもたちはインプロを通して、日常的なコミュニケーションスキルや創造性を養います。
定期プログラムとして、より一人ひとりが、自身・他者と深く向き合うことのできるプログラムになりました。
今回は、IMPRO KIDS TOKYOの方々を講師としてお招きしている新定期プログラム「インプロ」の様子をご紹介!
インプロは表現技法を取り入れたプログラム。
アフタースクールでも自然と講師の方や子どもたち同士のコミュニケーションが盛んになる場面が多々見られました。
まずはなんといっても自己紹介!
その日ごとに「今日呼んでほしい名前」をそれぞれが宣言します。その日はその呼び名以外は呼ばないように心がけます。
自分の名前をもじったり、自分の好きなキャラクターにしてみたり。子どもたちそれぞれが思い思いの呼び名を決めます。
最初は恥ずかしがってなかなか言い出せなくなってしまうお友だちもいましたが、この場では間違いなんてない。失敗しても大丈夫という空気感が作られており、
時間はかかりましたが、発表ができ、それを聞いたみんなもあたたかく迎え入れることができました。
毎回の自己紹介でアイスブレイクを行った後は、さまざまなゲームを通して子どもたちが学びを深めます。
忍者になって見つからないようにこっそり移動!もし見つかりそうならぴたっと変身!
お財布を拾ったシチュエーションのお友達の両サイドから「天使」のささやきと「悪魔」のささやきを表現!
花や木などの自然物になりきったり、ゾンビみたいな空想物になりきったり。
インプロはその場その場で子どもたちが自主的にテーマについて考え、感じたこと、思ったことを体やことば、表情で表現します。
インプロでは特に大事にしている考え方があります。
それが、「相手にいい時間を与える(Give your partner a good time)」。
インプロでは「いい演劇ができた」、「いい物語をつくることができた」ことよりも、「(相手と)いい関係性ができた」と実感することを大切にしています。
相手の言葉や表現を受け取るってどんなことかな?
まずは見ることなのか、自分の意見を発信することなのか。
子どもたちと一緒に考える時間や機会を設けながらプログラムは進んでいきます。
困ったとき、うまくいかなかったときにみんなで一緒に「もう1回!」と大きな声で言ってからやり直す、お友達が積極的に行動した結果についてリアクションをする(ファーストペンギン・セカンドペンギン)。
表現することにとても意欲的なのはもちろん、自分と相手は違う考えを持っていることを前提に、どうしたら全員が気持ちよくその場を楽しむことができるのかをチームで意見を出し合い実践していく姿がみられました。
「チームのルールに従う」「自分が我慢する」ではなく、相手も自分も尊重しながら関わり方を見つけていくことを目標にこれからも活動してまいります!