子どもたちの放課後という視点から

ある日、私の自宅に見ず知らずの男の子が突然飛び込んできました。
助けて・・・このコッペパン(大事そうに抱えている)をとられそうだと。
 家の近くまで送っていくことになり。

「こんなこと、よくあるの」 「うん」
「相手は、知っている子なの」 「うん」
「ちゃんと、お話しないといけないね」 「・・・」
「おうちの人はいるの」 「・・・」
「おうちの人は知っているの」 「・・・」
「今日のことおうちの人に話せる?」 「うん」
「学校の先生にも必ず伝えるんだよ」 「うん」
 コッペパンをめぐるひと騒動。

『地域で子どもを育てる』
地域において、子どもたちが仲間や大人と触れ合う機会が減少するなど、地域の教育力の低下が懸念されています。施設の有効利用による交流活動など地域の教育力を生かしてどのように子どもたちを育てていくのかを考えます。   
        6年生の富山地域探究(富山のまちづくりを学校づくりに生かす)から

まずは、子どもたちの放課後を豊かにする施策(アフタースクール)の実現から。

8年生へ

運動会お疲れ様
競技・運営面での君たちの頑張りで、運動会が「楽しい」ものになりました。

グランドにいた全員がこう思いました。
「8年生 ありがとう」
プライマリーのみんなも君たちのことを誇らしく見ていましたよ。

さて、君たち自身は何を思ったのでしょう。
まず、懸命についてきてくれた7年生に感謝したはず。
総合部最後の運動会、先輩たちのことを想いましたか。

繋いでいくんですね。
「今」だけでなく「これまで」を、そして、「これから」も。
 
8年生に敬意を払います。

Kaichi Comp. Kids Times記者(小5) の取材から

総合部では、5年生が「新聞づくり」に取り組みます。
その取材での1コマを紹介します。

私自身は、将来医者として多くの研究論文を発表するために必要な英語力をつけるのが目標ですが、総合部の英語教育の目標は何ですか。

総合部の英語の目標は「活用者」
活用のかたちやレベルはそれぞれですが、「知的好奇心を持って学ぶ」「意欲をもって学ぶ」に尽きます。学びは、あなた以外の誰かが用意することはできないのです。(現実的な目標設定としては、総合部中2段階で英検準2級8割合格 2級3割合格を提案しているところ。GTECのスコア等でも数値化していきます)

英語の学習計画は誰が立てるのですか。

総合部の学習計画は、現場で子どもたちとネイティブで創りあげてきたオリジナルなものです。用意されたものを購入して、手取り足とり指導するものではありません。

そうですね。用意されたものは はじめから限界があると思います。予定されているのですから、その通りにしかなりませんね。

(うっ、この記者ただ者ではない)

生徒会からの呼びかけ

「ゲームや漫画より面白く、コンビニや自販機よりも身近な学校」をつくりましょう

休み時間、授業などのルール、環境を今以上に、みなさんの意見に近いものをつくりだし、実行する。これが僕たち児童生徒にとって、総合部を面白くするために必要不可欠なものです。
生徒会としてもみなさんの意見を具体化して、参加型の学校を創っていきたいと考えています。限りある総合部生活です。その限りある時間の中で大切にできる今を、愛せる今を一緒につくりましょう。

子どもたちが議論を重ね、言語化してくれた伝統、「3本の柱」を大切に、総合部でしかできない「授業」を共に創りあげたいと思います。

「3本の柱」
・2分前に着席して授業の準備をする
・清涼感のある、きれいな学校(ゴミゼロ)
・学び合い、信頼できる関係をつくる(礼儀)

セカンダリーのTeamの活動から

Team通信より

Teamの時間で「ゴミ」について考えました。セカンダリーの目標の一つに「ゴミゼロ」が掲げられながら、具体的な活動につながらない状況にもどかしさを感じていたからです。
学校のゴミを定義することから再出発。ゴミ箱をひっくり返し、家に持ち帰るべきもの、プリントが放置されているのはどうしてなのか、燃えないゴミの分別など、問題点を全体にどのように発信するのかを考えたい。

「学校におけるゴミとは何か」
この問いから「学校で、そんなにゴミが出るはずがない」「減ずべき」とされ、セカンダリーの廊下や階段下の大型ゴミ箱は撤去されました。
ICTの教員研修会のなかで「プログラミング的思考」という言葉が出てきました。ゴミゼロに関連づければ、廊下清掃ロボットを組み立てるのではなく、学習環境を整える意義が共有され、探究的な学びにつながる人的な環境、風土、空気感をつくるために「自らが動くことができる人」を生みだす具体策を考える、ということなのでしょうか。

8年生のレポート(「対話で未来を拓く」からの抜粋)

フィリピン、マニラ郊外のゴミの山は、売れるものを探す人たちで溢れていました。私が知り合った10歳の男の子は週4回、一日5時間以上ここで働いています。時に死者を出す危険な場所で、なぜ。
そこには貧困の問題がありました。学校へ行くのも難しく、衛生状態も悪く。

帰国後、自分にも何かできないかと、報告会を企画しました。高校生・大学生や大人を含めたテーマトークです。考えを深め、視点を広げる機会になりました。顔と顔を見合わせての対話には可能性があります。いろいろなバックグラウンドを持った方々との対話から生まれるアイデア。

世界にはたくさんの課題があります。誰かが変えてくれるのではなく、自分たちにできることをやってみる。そんな風に考えるようになりました。未来をよりよいものに変えていくために。

 

子どもたちには、こんな話を添えました。

「人の気持ちがわかる人が、豊かな人です。豊かさに向けて学べる人が普通の大人です。普通ってほんとにすごいことですよね。普通であるってこと自体すごく普通じゃないことかもしれないくらい。そして、学びつづけることができる人のことを、市民というのではないでしょうか」

授業観察(5年英語)

英語の授業の課題を話し合って、「学び合い」で解決への一歩を選択したParkグループに、私は少し懐疑的でした。もっと具体的で、基本的な確認のほうが現状に合っているような気がしたからです。けれど、Parkグループのみんなは、数名の仲間でそれぞれ問題に取り組み、楽しそうに話し合い、辞書を引き、教えたり教えられたりして、何とか自分たちで解答を導いていましたね。

ネイティブの言っていることがわからないと「人のせい」にしていた人たちとは思えないくらい、活気のある教室でした。堂々と間違える姿に、成長も確信しました。

 

そっと机をそろえた君の動きを見逃さなかったよ。

鉛筆が落ちた瞬間に、反応していた君の身体も。

消しゴムのかすを、嬉しそうに片付けて、この時間に感謝して、少しだけ自分たちをほめてあげたいようなその顔。

 

この教室にいると自然に力がついてしまうような集団をつくって欲しいと思います。

プライマリーの4年生が総合部を紹介します PartⅡ

(児童の作文の続き)

 その他にも、ぼくは時々、どうしたらいいのか、わからなくなった。給食の用意ひとつにしても、掃除のやり方にしても、当たり前だが、わからないのだ。

ぼくはそれを見て、ぼくが1年生だったころを、目の前で見ているようなさっかくにおそわれた。そして、同時に、ぼくの担当をしてくれた先輩のことを急に思いだした。そして、その先輩に申し訳なかったような気持がわいてきた。

「ぼくも、あの時の先輩のようにやってみよう」

そう思ってから、なぜか上手くいくようになった。もちろん彼ががんばったのだが、それだけではないような気がしている。

  ぼくは、毎日、小学生新聞を読み、英文で書かれた本を読んでいる。(今は、ビルゲイツの伝記)正直、勉強も学校生活も楽しいだけではないが、この毎日が積み重なって、いずれ、将来研究者になる夢に結びつくのだと信じてがんばっている。

スタンフォード大の卒業式でジョブスが言っている。

You have to trust that the dots  will  somehow connect in your future.

全ては将来につながっている。

プライマリーの4年生が総合部を紹介します PartⅠ

ある児童の作文から、総合部を紹介します。

 ぼくの学校は少し特殊で、学科以外は、1年生から4年生までが同じクラスで生活する。朝の会・昼食・掃除・帰りの会・Teamでの活動(週6時間)を異学年で行う。この集団をプライマリーと呼ぶ。ぼくはこの4月に4年となり、1年生の世話をする任務に就いた。これは4年生全員に与えられる機会で、ぼくはこの機会が待ち遠しかったが、不安でもあった。
4度目の入学式に参加。そして、ぼくが世話をする1年生がついにやってきた。
「1年生が来てくれて、すごくうれしいんだ」
「化学が大好き。特に元素が」こんな会話をした。
その日から、ぼくは急に今までの学校生活の立場が変わったような気がした。同時に責任について考えるようになった。

ぼくの学校は制服で登校する。だから、朝学校に着いたら、連絡帳を書いてから、更衣室に行き、体操着に着替える。日中は体操着で活動するからだ。彼は少しゆっくりな子で、この着替えが、はじめは大変だった。ぼくが手伝っても2人は、朝読書の時間に間に合わないことが何度もあり、どうしたらいいのかわからなくなった。
なぜなら1年生は、一生懸命やっているわけだから、怒るわけにはいかないし、どうやったら間に合うのか、ぼくにはわからなかった。

校長面談にむけての200字コメント

ある7年生が、校長面談前に提出してくれたコメントです。

テーマ「リーダーになるには」 

私が校長先生とお話したいことは、「リーダーになるには」ということです。

東日本大震災での悔しい思いが忘れられません。自分の親しい人たちの悲しい顔を私は見ていました。私は、人にこんな悲しい顔をさせない大人になろうと決めました。

 悲しみではなく、喜びや幸せを発信できる人間になりたいです。そのために今、私に何ができるのか。幸せを発信するリーダーになるのにはどうすれば良いのかを話していただけると嬉しいです。

話は結局「懸命に学ぶしかない」というところで落ち着きましたね。

「今、総合部にいられて幸せです。日本だけでなく、世界に向けて幸せを発信できるように、英語を頑張りたい」という君が、とてもまぶしく頼もしく感じました