落ち着いた生活

「先生 千葉が大変なことになっています」
校長室を訪ねてくれた教員が、館山の惨状について語ってくれました。(災害ボランティアに参加)
「いのちの問題です」
嗅ぎ分けたものは、何かが崩れ落ちてゆく「音」のようなものだったのかもしれません。
「一次情報から組み立てる」
いつも話していることですが、現場を離れてつくりあげられるものなどないということでしょう。
「五感を通して自分で認識し判断する」
生きものとしての我々は、そうして命をつないできたのです。
災害(水害が顕著)に見舞われるたびに、これはどうにもならなかった災害なのか、それとも人間の保水力が失われてきているために起こるべくして起こっているものなのかと考えさせられました。

「何か変」
「気持ちが悪い」
「恥ずかしい」

こうした感覚はとても大切なものです。安心・落ち着いた生活はこうした感覚を大事にしていくことから形作られるものなのだと思います。
例えば、私たちはある学校に一歩踏み込んだだけでその学校がどんな学校なのかの大体をかぎ分けますよね。

総合部卒業生からの報告 その4

総合部から一貫部に進学し、この9月からUWC(IBディプロマ)へ留学した小宮さんからの報告(続き)です。

UWCにきて気がついたことは「知識がある」「知っている」「経験がある」等はきっかけでしかないということです
知識があることは当たり前のことで そこから自分の意見を持たないことには何も始まらないのです
どう発信するのかが問われます
いかに迅速に正解にいきつくのかで終わりにしてしまう日本の教育には 賛成できません もったいないです

総合部の探究活動はすごく意味のあるものでした
仮説を立てて 検証し 考察を重ね 表現する そしてまた新たな仮説に・・・・
ほんとうの目的はずっと先にあります 学びの根源ですね
冬休みの12月には 日本に帰るので 成長した姿を見せられるよう もっとたくさんのことに触れられたらと思います

総合部の中核の概念に「自律」があります
人の痛みがわかる感受性・想像力のことです
自分を中心に思考しない 人間を中心に置かない視点の獲得から始まり
自分を恃みにする ほんの少しの自信も必要不可欠なものです
自律した個のネットワーク・・・
帰国を楽しみにしています

総合部卒業生からの報告 その3

総合部から一貫部に進学し、この9月からUWC(IBディプロマ)へ留学した小宮さんからの報告(続き)です。

こちらでの英語はひとつの言語・手段でしかなく「できるできない」なんていう概念があ
りません(私はまだ「教科」という感覚から抜け出していない自分を感じます)
開智では、模試でも上位5名には入っていましたが 話に追いつくのが精一杯
そもそも 英語が「できる」ということ自体おかしいですよね 言語ですから
知識があっても使う機会がなければ何のための勉強なんだろうと思います
イギリスにきてやっとアウトプットを始めた感じです

コミュニケーションとは以下の①+②+③
①人の話を聞くこと 「主体的」とはこの姿勢のことをいうのだと思います
②自ら考え自分の考えを持ち それを人に伝えること
③読み解く力を獲得すること 科学・数学・工学・・・

そう簡単には わかりあえたりしないから 懸命に話し 互いに向き合うんですよね
総合部では「英語は実技だ」と強調しています

総合部卒業生からの報告 その2

総合部から一貫部に進学し、この9月からUWC(IBディプロマ)へ留学した小宮さんからの報告(続き)です。

授業選択は言語から2 理科から1 社会から1 芸術から1 数学
全て10名前後の小規模クラス すべてディスカッションです 全てです
課題はたくさん
・50ページ読んで意見をまとめてこい
・ドキュメンタリーを観て 分析してこい
・500文字でのエッセイ
びっくりするほどたくさん・・・
しかし 提出はめったにありません
授業の参加の様子をみれば わかってしまうからです
私が好きなのは国際政治 様々な国籍の15名のディスカッション
模擬国連のようになります

疑問を抱え 時に苦しんだとしても
その抱え込んで 考え抜く時間を
持てたか 持てなかったかでその人間の
深さが決まるような気がします
悩み抜いた総合部での時間が 小宮さんを 支えています
楽しいから学んでいるのであって
考査で試されるようではいけませんね

総合部卒業生からの報告 その1

久々の投稿です。

総合部から一貫部に進学し、この9月からUWC(IBディプロマ)へ留学した小宮さんから、近況報告がありました。

UWC(IBディプロマ)は、90カ国以上からの学年175名
寮が7つあり、料理をしたり、映画を観たり、ゲームをしたり・・・
授業は70分が4コマ 13時には終了 寮のチェックの21時までは自由時間
過ごし方はそれぞれ 少し離れた村のカフェで過ごす人も・・・
とにかく自由で 時間を有効に活用することも出来れば 逆に無駄にすることもできます
監視の目がないので全部自分で組み立てなければなりません

 

自らの課題と向き合い 判断し 行動すること
それが 総合部の学び・暮らしであったことを
振り返ってくれていることが伝わってきます
元気な報告ありがとう

プライマリー 探究Week

例年 1学期末に 先生方で討議し 「探究活動案」をまとめ 活気あふれる実践を Teamの子どもたちと創っています

2014 「探究する方法」
2015 「失敗から考える」
2016 「疑問を持ち続ける」
2017 「データを整理・分類・分析」
2018 「Teamのテーマを深め 心に届く発信」

そして、
2019 「自分が本当にやりたい探究テーマを探そう」

教室をのぞいてみましょう
「JUNIOR SAFE」という子どもたち向けの「地球」「社会」に関する資料・統計から一生懸命「?」を探し 自分なりの仮説を立てて 予想する活動をしていました
そこから自分のテーマをさがす方法を学びます

 (探究Weekの今日のこと一つから)
・私のテーマはTeamのテーマ「エコ」から「太陽の光で水をきれいに」です けれど もっと面白い探究があるかもしれない 迷うな―(3年女子)
・今年は「うちでかみなりって作れるの?」にしようと思っています(2年男子)
・「デイノケイルスは なぜつめや手が長いのか?」もいいし「タルボサウルスの歯は どのくらい長いのか?」もいいし ほんとうにどうしようかなーです(2年男子)

夏休み明けの「探究発表会」でのプレゼンテーションが楽しみです

英語でニッポンを語ろう

7月6日、ウェスタ川越での「英語でニッポンを語ろうコンテスト」に学生部門に7年の瀬戸さん他、KESS(開智英会話部)が出場

瀬戸さんは第一位を KESSはThe Greatest Kids show という賞を獲得
校長室を訪ねてくれた瀬戸さん

「高校生もいる大会で 中学1年生がトップになれた理由は何ですか」

「はい 楽しんでいたからだと思います」

自らの探究の楽しさを伝えようと一生懸命だった その姿勢が評価されたのでしょう
おめでとうございます

昨年のKESSのスタートはどちらかと言えば英語が得意な子が集まっていた印象がありましたが 今年はグレードアップして 「やってみたい子どもたち」の集合体に見えました
素晴らしい仲間たちです

5年生 磯の探究

大学生の実習でもおかしくない高度な探究内容を
たかだか数十分で 全員発表の ポスタープレゼンに
仕上げていく子どもたちの姿には ただただ 驚かされました

      

プレゼンも大きな声で 出来る限りの自らの理解で
堂々と出来ましたね

なぜ こんなことができるのだろうと考え
「みんな自分のことが大好きだから」なんだと気づきました
それも ただ漠然とではなく しっかりと理由ももって

自分のことを大好きになることは
プライマリーの目標でもあります
セカンダリーでは ほんの少しの自信をつけ加えましょう
一生懸命がかっこいいのです

5年生 磯のフィールドワーク

プライマリー 球技大会

実行委員の3名が 校長室を訪ねてくれました

「当日 挨拶をお願いします」

君たちはどんな大会にしたいのか教えてください

「ハイ 全員が笑顔の大会にしたいと思います」
「終わった後 みんなが楽しかったと言える大会にします」

「真剣に取り組むことが 大切になるので ドッジボールを科学して
どうすれば上手くなるかを みんなに伝えるようにしています」

当日は 暑さが厳しく 安全係としての役割優先のあいさつ(防衛する体力)になりました
君たちの思いを伝えきれずに ごめんね
でも 一人のリタイアも出さず 「笑顔で楽しく」は実現できましたね
ありがとうございました

プライマリー代表委員会集会

代表委員会が決めた、今年度のスローガンは、「0(Rei)」です 
(代表委員長からポーズ付で示されました)
「課題をレイから見直す」という意味です

 走る人 レイ
 授業中の無駄話 レイ
 忘れ物 落し物 レイ
 
例えば 廊下を走らないという課題は 「上手な廊下の歩き方を考えてみよう」という具体的な問いで示され
それに対し「かかとをつけて歩けば走らない」

「出会った人と挨拶をしよう」という解決に向けての取り組みが教員や子どもたちから提案されます

「走らない」を小さな問いに変えていった人たちのセンスに感心します
言葉や行為を丁寧に積み重ねてひとつのフレームとして発信する
この探究的な学びのプロセスの経験が大事なのであって
廊下を走らないが目的では・・・やはり浅い

絶対にレイにしてはいけないものがあることを 子どもたちと一緒に考えたい「令和」の始まりです